DAITOKU PAPER VOL.37 撮影裏話

DAITOKU PAPER vol.37 店頭で配布しています。
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このDAITOKU PAPER、表紙は毎回スタッフが「紙」を使って製作しています。
このところ平面的なものが多かったため、「立体的に、もっと紙の特性を生かしたものができないかな〜?!」というのが、今回の始まりでした。

いろんな策を練った結果、配布の時期に収穫できる野菜をテーマにして製作することに!
最初は何も考えず、この時期の野菜をリストアップし、色合いを考えながら(スタッフの好きな野菜であることも大事!)作る野菜を決めるました。

そして、いざ作る段になって、

「えらい難しいことを私たちは始めてしまったな…」

と気付くのでした…(爆)

そうなんです。紙で「ゴーヤ」とか無謀ですよね(笑)
パプリカのあの独特のゆるやかな曲線を、どう表現するのか?
ピカピカつるつるのナスがどうすればできるのか?
みんなが難題をかかえ、悩みながら日々の業務の間をぬって制作していきます。
(今回だけでなく、実は毎回大変なのですが(笑)、今回は「紙を生かすこと」について苦労しました)

その製作過程で、今回は久しぶりに絵の具を使ったりしたのが楽しかったです。
acrylic

実際に手を使って何かを作るというのは、子供の頃から当たり前にしてきたことだったのに、
気付けば今はコンピューターを使うことのほうが大半を占めてしまいました。

表紙の制作はほとんどがこういった手作業なので、手で作る楽しみを味わえる素敵なお仕事でもあります。

悩みながらもそれぞれ楽しみながら作った作品が仕上がったあとの、もう一つの大きな作業が「撮影」です。

毎回この撮影も一苦労。ちょっとした配置や光のあたり方を変えて、かなり時間をかけて撮影することもしばしはです。
今回は野菜だったこともあり、お天気も良かったため屋外撮影に決定。
撮影班が良いロケーションを探して空港まで出かけました。

そこでも空をバックに撮ってみたり、


芝の上に置いてみたり。

撮影スタッフは様々な構図で写真を撮っているんです。

そんな中出来上がった表紙の写真はというと、”掘り起こした感”を表現するため、実際に穴を掘って撮影。

じつは撮影中も、土が乾いてしまうと”掘り起こした感”が薄れてしまうため、何度も土を掘りなおしているんです。
そんな努力の甲斐もあり、めでたく表紙を飾ったのでした。

野菜は以下の紙を使って作りました!
●レタス・・・シャルク(薄口)
●なす・・・エコラシャ(なす)
●アスパラ・・・タントN62
●空豆・・・タントN61
●パプリカ(赤)・・・新しんだん紙(朱)
●パプリカ(黄)・・・エコラシャ(きいろ)
●みょうが・・・OKフロート&新しんだん紙(えんじ)
●にんにく・・・ぬのがみ(白)
●トウモロコシ・・・タントN58
●ゴーヤ・・・みやぎぬ
紙の質感や特徴をできるだけ生かしてみました。

実際に見ていただけるよう、Kami Labo.店内に展示中ですので、ご来店の際は是非ご覧になってください!

表紙製作の裏話、いかがでしたか?
そんな話を知ってからを見てみると、DAITOKU PAPERの表紙ももっと楽しんでいただけるのではないでしょうか?

そして今号からプチリニューアルしたアチコチeyesも始まっています!


DAITOKU PAPERはご自由にお持ちいただけますので、
Kami Labo.までお気軽にお越しくださいませ。
お待ちしています♪