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活版キャンペーンで名刺をお作りしました!Part 5

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活版キャンペーンをご利用いただきました、Resetter List (リセッターリスト) 山本様の名刺をご紹介します。

山本様はイラストレーターやグラフィックデザイナーとしても活躍されています。
(お仕事はこちらでご覧いただけます→)http://www.kaori-yamamoto.com/
とても可愛らしいイラストたち。どこかで山本様のイラストを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回印刷させていただいたのは、そんな山本様が日々の暮らしの中で試行錯誤しながら完成させた
『リセッターリスト』を広める活動のための名刺です。


リセッターリストとは?

いつもの部屋をいつもの手順で、元の状態にリセットする。
続けることが簡単だから、毎日を気持ちよく過ごせる。
そんな心地よい循環を生むためのツール (www.resetterlist.comより)



子育てや仕事もこなしながら、いかに効率良く家事をするか。
みなさんも頭を悩ませている問題かもしれませんね。

そんな時に『リセッターリスト』を役立てながら、日々の暮らしをより良くして欲しいと、
Resetter Listのサイト(www.resetterlist.com)では自分用のリセッターリストの作り方から使い方、また、リストのテンプレートのダウンロードまでできてしまいます。
まさに「今」からすぐに始められるのも魅力ですね。

「やってみたいけど、サイトを見ているだけではよくわからない……」という方には、
ワークショップやフォローアップもあるそうです。

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インク:墨
用紙:アラベール

墨で刷る活版印刷は、シンプルでごまかしが効かないぶん、美しさも映えます。
圧のかけ方やインクの乗り具合によって、印字が濃かったり線が細くなったりという個性も出やすいような気もします。

活版らしさを味わうには最適な色なのかもしれませんね。

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Risetter List
www.resetterlist.com
毎日の家事で頭を悩ませている方は、ぜひ1度試してみるのはいかがでしょうか?

活版キャンペーンで名刺をお作りしました!Part 2

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キャンペーンで製作致しました、小晴さまの活版名刺のご紹介をさせて頂きます。
小晴さまは、文章や絵を描く活動をなさっている方で、以前から活版印刷で名刺を作りたいと思っていたようです。

名刺の刷り色はシルバー。紙はおまかせのアソートです。
氏名は小晴さまの手描きの文字をデータ化。
フォントを使用するよりも柔らかみがでて親しみやすいですね。
真ん中の手のイラストは、カミラボへお越しいただいた時に
サラサラッと描いていただいたものになります。
何度も描き直すよりも、その時の線や、感覚を大事にしたいと
おっしゃっていたのが印象的でした。
こちらのイラストが活版で刷った時に良いカスレを生み、
存在感があります。

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アソートで刷りますと、紙によって違う表情を楽しんでいただけると思います。
小晴さまには特に質感のある紙や、エンボスの効いた紙で刷ったものを気に入って頂きました。
今度はどの一枚をだそうかと、名刺を交換する時が楽しみな瞬間になればと思います。

活版キャンペーンはご好評いただき、2月分の定員5名様分のお申込をいただきました♪
まだ気になっているお客様がいましたら、2月27日までにお申込いただければ
納期は4月になってしまいますが受付ますので、お気軽にご相談ください。

詳しくは
↓↓↓
活版印刷お試しキャンペーンのお知らせ

活版キャンペーンで名刺をお作りしました!

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昨年より期間限定で行っている「活版キャンペーン」をご利用いただいた、本城さまの名刺をご紹介します。

どこかで目にしたことがある方がいらっしゃるかもしれませんが、
松本城のイラストをシルクスクリーンでプリントしたポストカードを作られていたり、
最近は松本城のスタンプなんかも販売されているデザイナーさんです。

本城知香子 紙デザイン いろいろ
http://www.iroiro.in.net/

今回樹脂板を作らせていただいた松本城のデータは、
一度シルクスクリーンで刷ったものをスキャンして取り込んだもの。
手間暇がかかっていますね!

真ん中にお城がどーんと構えているところに、
シンプルに、URLとお名前の苗字が入っているだけのデザインが可愛らしいです。

キャンペーンでは、白い紙のみ何種かを黒インクで刷るか、
紙はスタッフお任せでシルバーインクで刷るかをお選びいただいており、
本城さんはシルバーのアソートをお選びになりました。
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最終的に、全部で15種類の紙を使っています。

テキンで刷っているので、1枚ずつの差がでるのはもちろん、
紙の種類によって、微妙に印刷結果が変わります。

白系の紙だけでも8種類になりました。
(↓この写真は1種類足りないです・・・w)

エンボス加工があるものや、ケナフやコットンなどの素材感があるもの。
すこしちりが入ったもの、などなど、、、
紙によって凹み方が違ったり、それぞれの表情が楽しめます。
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紙によってシルバーインクの光り方が変わるのもおもしろいです。
こちらも楽しく刷らせていただきました!

印刷後の版はお客様にお渡しとなりますので、
このあと本城さんはご自分で活版印刷にトライしてみるそうです!
(すごい!)

今回本城さまにご利用いただいた「活版キャンペーン」も、今月で終了の予定です。
なんとか毎月お申し込みしてくださるお客様がいらっしゃったので、
わたしたちも印刷の腕を少し上げられているような気がしています。

当初は毎月10日締切となっておりましたが、
今月は最終月なので27日まで受付期間を延ばすことにしました。
まだまだこれからでも間に合いますので、活版印刷が気になっている方は是非キャンペーンを利用して作ってみてください!

活版印刷お試しキャンペーンのお知らせ

活版印刷お試しキャンペーン

Kami Labo.では以前から「活版印刷をもっと気軽にお試しいただけたらなぁ・・・」
という想いがありました。

活版印刷に魅了されるかたはとてもたくさんいらっしゃいます。
いざ、活版で作りたい!と思っても、
実際は金額の高さで踏みとどまる方がほとんどなのです。
確かに、モノによっては通常の印刷で作るものの4倍ほどかかったりします。

ですが、「版」を一度作ってしまえば(修正が無ければ)次回からは版代はかかりませんし、
インクの色を変えてみたり、紙を変えてみたりして、何度もいろいろな楽しみ方ができるのも活版印刷です。(版は消耗しますので限界はありますが、だからこそ大事にしたくなるのでしょうね)

テキン

今回のキャンペーンは、そんな活版印刷(テキン)をとても手頃なお値段でお試しいただけます。

版は樹脂板で作ります。
作った版はお客様にお渡ししますので、大事に保管していただき再版も可能です。
(再版は通常の活版印刷料金から版代を引いた金額になります)
だから本当にとってもお得なんです!!

キャンペーンなので、どの紙でも自由にお選びいただくことはできませんが、
白系ならアラベールかブンペルのどちらかをお選びいただけます。
「色々な紙を試してみたい!」という方は、スタッフが活版向けに選んだ紙がおすすめです。

活版キャンペーンの紙とインク
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●白系(下記のどちらかをお選びください)*インクはブラックorシルバー
アラベール ホワイト 46判/200kg(白)
ブンペルホワイト 46判/175kg(白)
●おまかせ系(全9種の中からスタッフが数種を選びます)*インクはシルバー
モフルソルベ 46判/90kg(水色)
マーメイド 藍 46判/152kg(紺色)
リシマメ スノーホワイト 46判/180kg(白)
ミルトGA スピリット スノーホワイト 46判/125kg(白)
NTストライプGAナチュラル 46判/170kg(クリーム色)
ブンペル クラフト 46判/170kg(茶色)
NTラシャばら 46判/100kg(ピンク)
マーメイド赤  46判/153kg(赤)
マグカラーモスロック 46判/100kg(水色)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

わたしたちにとっても初めての試みですので、

どんなお客様が来るのかな?!
どんなご要望があるのかな?!

などと、ちょっぴりドキドキなのですが、
少しでも多くの方に活版印刷の良さを感じていただけたら嬉しいです!

最近はSNS全盛の時代ですが、
連絡先の交換にさらっと活版の名刺が出せたら素敵だな〜なんて思います(笑)

気になっているかたは是非この機会にお試しください。
そして、活版印刷の良さを実感してください!

ちなみに、今回の印刷作業はKami Labo.スタッフが行います。
本当はお客様自身でプレスできたりすればいいなぁと思っているのですが、
なにぶん古い印刷機で部品が壊れていたりすることもあり、
今のところはスタッフで印刷することにしています。

そのうち、みなさんで印刷体験していただけるようになればいいですよね。
どこかで使っていない活版の機械ないかな……?(笑)

注)キャンペーンは2014年11月開催のものです。

安曇野のセレクトショップemonさんの活版印刷ショップカード

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穂高駅のすぐ裏に先月リニューアルオープンされたセレクトショップ『emon』さんのショップカードを、活版印刷で作るお手伝いをさせていただきました。

今回ご来店いただくまで、こんなステキなお店が安曇野にあったことを知りませんでした。

天然素材の体に優しくて着心地の良さそうなお洋服や、お肌が敏感な方には本当に嬉しいオーガニックコスメなどを取り扱っていらっしゃいます。
最近実践している女子も多いと思いますが、『冷えとり靴下』もおしゃれなものがありますよ!

オーナーさんが自分で使ってみて「本当に良い」と判断したものだけを扱っているそうなので、購入するこちら側としてはとても安心ですよね。
流通している衣類の大半が《化学繊維》になってしまっている昨今、天然素材100%のものを買うこと自体がけっこう大変だったりします・・・
私自身、天然素材のものとそうでないものが、肌でわかってしまうくらいの敏感肌のため、『emon』さんのブログを見ていると本当にいろいろ肌や体に大切なことを教えていただけます。

人間にとって良いものを周りの人にも教えてあげようという、オーナーさんの優しさがにじみ出ているブログからも、お店の素敵な感じが伝わってきます。

お店のオーナーさんは東北ご出身で、東日本の大震災をきっかけに安曇野にいらしたそうです。
地元の人でもKami Labo.をご存知の方はまだ多くはないので、とても気になり、なぜKami Labo.を知ったのかお伺いしてみると、活版印刷をネットで調べていてKami Labo.にたどり着いたそうです。
(実はブログで活版の記事を見てご来店される方って結構多いんです!活版って素敵ですもんね!)

今回はオーナー様のラフデザインをKami Labo.でデータ化し、校正・修正などを行ったのち、印刷する枚数が多かったため活版印刷機がある印刷所でショップカードの印刷を行いました。

Kami Labo.にあるテキン(活版印刷機)で刷るのは、1枚1枚手刷りなのでとても味がありますが、手作業のため時間も金額も必要になります。(というか、あまり大量に刷るのは向いていません)
逆に、大きな印刷機を使って刷れば手作業の味(インクのムラなど)はありませんが、仕上がりは綺麗ですし、一度に沢山刷ることができます。それによって時間もコストも大幅にダウンできることを、今回こちらが教えていただけました。

手刷りも機械も、それぞれの良い部分があるので、
その時々によって使い分けていただけると嬉しいです。
emon ショップカード アップ

機械刷りの綺麗な活版印刷のショップカード とても素敵な仕上がりですね。

紙はコットン100%で出来ているコットンペーパーです。
コットンペーパーは、しっかり厚みがあってもふんわり軽い感じがするのです。
質感もとてもナチュラル。

気になる方はお店にぜひ足を運んでみてください。
本当に穂高の駅の真裏で、木造の素敵な建物なのですぐにわかると思います。
そこでぜひ活版のショップカードを手にとって、
好きそうなお友達にもプレゼントしてあげてくださいね。
そんな風に、もらったら嬉しいショップカードです。
emon_shopdata

ずらり。


こんなに並ぶと圧巻ですね。
手動の活版印刷機(手フート)で名刺印刷中の様子。
重ねても大丈夫とは思いましたが、
刷り具合など並べて見れると勉強になるので
並べながらの作業。
まだまだ修行が必要face06
でも300枚以上刷ったので
鈍いなりにちょっとはカンも付いたかな。
ume

活版印刷機

先週までは、急ぎの仕事が立て込んでいて、
息つく間も惜しい??忙しさだったのが
一転、今週はとっても静かな一週間でした。
でも、暇になどしていません!
じゃーん!

小型・手動の活版印刷機、手きん君です!
実は結構前から
KamiLabo.の片隅に生息していました…
けど忙しかったから、放置してたの
ごめんよ手きん君。
今週はようやく
清掃して、調整して…
私もほとんど知識などないので大変ですがicon10
そうやって機械の構造を知ることも大切、と思い
じっくりやりました。
そして、もともとついたままになっていた版を
使って試運転。

刷りの印圧ムラなども気になるところでしたが、
一応刷れました。
胴張りと言う、版を受ける側のゴムがだいぶ痛んでいたりしたので
ドキドキしながらも厚紙の胴張りに替えてみたり。
まずまず満足いくものになったので、
次は樹脂版で試し刷り…
ここで結構印圧の調整しました。
一時レンチを使ってネジを締めたり緩めたり…の
場面もあり、かなりドキドキface10しました。
そして手持ちの木活字で…
刷れたものがこちら。

写真、分かりづらいでしょうが
ご容赦ください。
初心者としては、ビックリの合格点をあげて良いできだったと思います!
気を良くして、
今度はKamiLabo.名刺を作ってみようと話しています!
完成したらご紹介しますのでお楽しみに!
ume

活版印刷


活版印刷は約500年前から続く、歴史上とても古い印刷方式です。
凸のある版を使い垂直の圧力をかけて印刷する方式は、ハンコやスタンプなどと同じ原理です
版を紙に押しあてた時にインクが少しはみ出して溜まり、文字や形の輪郭が若干濃くなります。

仕上がった時のぼんやりとした輪郭、平面だった紙に生じる凹みは、独特の温かさを感じさせます

活版印刷で温もりを感じさせてくれる名刺やカード、レターヘッドなどを作ってみませんか。